~今すぐ実践!~
コミュニケーション入門講座
著者
堀田 慎一
介護職にとって、介護の知識や技術はとても大切です。
しかし、利用者や家族のニーズに応え、より良いサービスを提供するためには、接遇マナー・コミュニケーションスキルも求められます。
そこで、本コラムでは接遇・コミュニケーションをテーマに、私が今回編集委員として携わった研修教材『すきま時間で学ぶ 介護リーダーのリスクマネジメントeラーニング』でお伝えしきれなかった内容を全4回にわたりお届けいたします。
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第3回 コミュニケーションは体感記憶
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コミュニケーションをとるにあたって繰り返し行い“体感記憶”としていく必要があることとは何なのでしょう?
体感記憶
“体感記憶”というのは車の運転のように、頭で覚えるのではなく、繰り返し行うことによって身につき、体が自然に動いていく、というものです。
介護の仕事において、技術も体感記憶ですが、コミュニケーションも体感記憶といえるでしょう。
どのように相手の目を見れば良いか
話すスピードはこれで良いか
表情から読み取れることは何か
などを日々繰り返し考えることによって、自然と身につき、コミュニケーションがとれていくのです。
一度きりの研修などではコミュニケーションスキルは向上しません。自らで考え、繰り返させることが重要なのです。
ベクトルを合わせる
コミュニケーションというのは、単にとれていれば良いというものではありません。
お互いに安心感、信頼感があり、法人の風土や方向性のベクトルもスタッフに浸透しているということが、良いコミュニケーションを図れているということなのです。
そのためにはまず、介護リーダーは、法人の目的や存在意義、方向性をきちんと伝える必要があります。そのうえで、目指すスタッフ像を示すのです。
ベクトルを合わせることは、より良いコミュニケーションの基盤となっていくのです。
自分を持たせる
さらに、コミュニケーションをとる上で、自分の存在意義や目的を持つことはとても大切です。
これらを持たずに仕事を行うと、どうしてもその場しのぎの対応になってしまいます。
「仕事の目的は何なのか」
「自分はどうしたいのか、どうなっていきたいのか」をきちんと考え、意識させることが
コミュニケーションを成り立たせるためには重要といえるでしょう。
そして若いうちから、仕事の責任感や大変さの中にも面白さを教え、仕事に熱中させることも大切です。厳しいことを言わなければならない場合もありますが、それも仕事なのです。スタッフの顔色ばかりうかがわず、嫌われる勇気も時には必要です。
もう少し深く学びたい方には『すきま時間で学ぶ 介護リーダーのリスクマネジメントeラーニング』をお勧めします。
略歴
株式会社日本経営戦略人事コンサルティング取締役
1992年、株式会社日本経営に入社。
その後一貫して企業、クリニック、病院、社会福祉法人に関する人事・教育コンサルティングに従事。
その間、厚生労働省の外郭研究機関にも出向し、幅広く実務経験を有している。
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