~いざというとき慌てないために~

知っておきたい医学的知識

                 

 

著者    

 

岩下馨歌里(いわした ゆかり)
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高齢者に多い病気の知識、異常の早期発見、緊急時にあわてないための対処法、薬の知識等、介護リーダーが自身で対応する場合、またはスタッフに指示を出すうえで知っておかなければならない「基本的な医学知識」や「観察のポイント」をお伝えします。  

            第9回 ノロウイルス対策

 
今年もノロウイルスが猛威をふるう冬の季節が到来いたしました。
ノロウイルスは、食品や手指を通じて、経口で感染します。 火の通っていない二枚貝などが、感染の
原因となることが多いようです。
  

ぷらすクローバー画像のサムネール画像のサムネール画像嘔吐により誤嚥性肺炎の危険も

 
通常、健康な大人では、数日、下痢や嘔吐、発熱に苦しみますが、症状が治まれば完治します。
しかし、抵抗力の弱っている高齢者では、その影響で脱水になったり、嘔吐により誤嚥性肺炎を起こ
と、命の危険に至ることもあるため集団感染などが起きないような感染予防が大切です。
  

ぷらすクローバー画像のサムネール画像のサムネール画像中心部までしっかり加熱

 
貝類などを生で食べるのを避け、中心部までしっかりと過熱しましょう。
調理担当者や介護担当者が、ノロウイルスに感染していると、他の方にもすぐ感染しますので注意が
必要です。
  

ぷらすクローバー画像のサムネール画像のサムネール画像基本は手洗い・うがい

 
この時期の下痢や嘔吐物の片づけ時には、手袋だけでなく、マスクやディスポエプロンの着用も必要
です。 
手で触れることだけでなく、空気中にもウイルスが広がるといわれていて、飛沫で感染の拡大があり
ます。
衛生管理では、感染の基本である手洗い・うがいが重要です。
  

ぷらすクローバー画像のサムネール画像のサムネール画像ノロウイルスにはアルコールは効果なし

 
発症した場合の消毒は、アルコールは効果がないため、加熱とミルトンなどの次亜塩素酸ナトリウ
ムが有効です。
近頃では、光触媒と銀の組み合わせで、ノロウイルスにも効果のある抗ウイルス製品も発売されて
おりますので、介護施設などでは、ぜひ活用いただけるとよいのではないでしょうか。
当あおぞらデイサービスひまわりでも、ウィルスを分解する効果のある抗菌剤をこの冬のノロウイル
ス対策に先日、噴霧したばかりです。
こちらをご参照ください。http://www.canvas-inc.jp/
 
  

 

 

第1回 高齢者の病気の特徴と日ごろの観察ポイント

第2回 高齢者の病気の特徴と日ごろの観察ポイント

第3回 バイタルサイン(体温、血圧、脈拍等)の見方

第4回 緊急時の対応

第5回 緊急時の対応

第6回 薬の知識

第7回 薬の知識②

第8回 インフルエンザ対策

10回 気をつけたい冬の温度差①

最終回 気をつけたい冬の温度差②

 

 

略歴                                               

 

有限会社ファイブアローズ取締役。

看護師、介護支援専門員、茨城県介護保険認定調査員、日本医師会医療安全推進者。

(前)関東逓信病院看護部、医療法人社団愛優会副理事長兼任などを経て、平成169月有限会社ファイブアローズを設立。現在、「あおぞらデイサービス水戸」などを運営。利用者を元気にするための要介護度改善ケアに関連した介護・看護の講演・セミナー、執筆活動を積極的に行っている。

 

【主な著書】

  『基礎からわかるクリティカルパス作成・活用ガイド』日総研出版(1999年)

  『要介護度改善ケアガイドブック』日総研出版(2003年)

 

【ブログ】

   ナース岩下のあおぞら介護日記

   http://aozora-felice.blog.ocn.ne.jp/nsiwashita