介護リーダーのポジショニング
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第2回 介護リーダーは新しい仕事です! |
前回、介護リーダーにはプレイヤー(専門的な業務に従事)からマネージャー(管理・調整的な業務に従事)へ移行する分岐点に立っていることを、認識してほしいと書きました。どれだけ早く介護リーダー自身がプレイヤーから脱却できるかが、重要になってきます。
また施設によっては、現場のまとめ役だけでなく、中間管理職の役割も要求されていることもあります。マネジメント寄りの業務が多くなると、「管理職らしさを期待されていながら、管理職ではない」という微妙な立場に立たされていると感じるでしょう。チームをまとめる仲立ち役としての仕事を含め、部下・利用者(家族も含む)・上司の三方向に目配らせをすることになります。
組織では特異な存在となり、現場経験を重ねるだけでは身につかないスキルです。介護リーダーはいわば、「情報伝達のキーパーソン」として、経営と現場をつなぐために知恵を絞る活動がメインとなります。
自分自身の立ち位置が理解できれば、心理的にも変化が生じ、管理職層に共感を覚えること(実務の現役で第一線から離れる)も多くなるでしょう。また、日常業務では現場に席があるので立ち振る舞いも、より慎重さが必要になります。
介護リーダーの仕事は「現場の仕事+α」というより、全く新しい仕事に就いたと考えたほうが自然に対応できるようです。
余談になりますが、熱く語る介護リーダーに出会うたび「現場はやっぱりいいなぁ...」とひそかに羨ましくなります。部下に「情熱」を持って接しているリーダーは、本当に人間的な魅力を感じさせるものです。
略歴
高橋章博(たかはし あきひろ)
社会福祉法人千葉県福祉援護会 特別養護老人ホームローゼンヴィラ藤原 施設長
【資格】介護福祉士、社会福祉主事、介護支援専門員、福祉施設士、社会福祉士等
【モットー】まじめ過ぎず、ふまじめ過ぎず、節度と分別をもって行動する。
【介護業界に入るきっかけ】
警察官を志望していたが、柔道の練習中に頸椎を負傷。病院でのリハビリ治療中に障がいのある方と
出会い障がいがあっても明るく、生き抜く姿に、人の生について考えるようになり福祉・介護の世界に入る。
- 第1回 介護リーダーとは何者なのか?
- 第2回 介護リーダーは新しい仕事です!
- 第3回 スタッフのモチベーションを維持するには?
- 第4回 介護リーダーの味方はコツコツ型のスタッフ
- 第5回 現場のこころをつかむには?
- 第6回 集まる情報から向かうべき道しるべを示す!
- 第7回 情報の舵取りは、リーダーの役目!
- 第8回 部下の失敗はリーダーの失敗と捉えるべき!
- 第9回 方向を示し仕事のやり方を変えるコツ?
- 第10回 現場第一主義を貫き、ホット&クールな関わり!
- 第11回 ストレスとうまく付き合える精神力をどう培うか?
- 最終回 スタッフを観察して、コーチングスキルを身につける