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第11回 ストレスとうまく付き合える精神力をどう培うか? |
そうなってしまうと、まず休養することが第一ですが、その手前で部下のストレスをできるだけコントロールするべきです。ストレスを適度な状態に管理(ストレスレベルに応じ仕事を割り振る)し、可能な限り高いパフォーマンスを発揮できる環境を設定することです。例えば、ストレスが低すぎるなら、仕事量や課題の質をあげてパフォーマンスを上げていき、逆にストレスが多すぎるなら仕事内容をチェックし他者へ仕事を振り分け、パフォーマンスが下がっても的確に処理でき、手順よく仕上げられるようにします。
ストレスを過剰にさせるいくつかのキーワードがあり、①こだわり、②決めつけ、③考えすぎ、④念をつなぐ、⑤極度な不安解消があります。
私自身はストレスを排除せず、ふっと気持ちを軽くさせるような観点を持つことが精神力を強くし、結果的にフラストレーショントレランス(欲求不満に耐える力)も高めることにつながっていると思っています。
①「こだわり」を捨てる
「両忘」という禅のことばがあります。これは、生活の中には白か黒か、あれかこれかの判断を迫られる状況が山ほどありますが、そうした二元的な考え方はやめてみよう、という教えです。両方へのこだわりを忘れることで、ほどよく肩の力が抜け心に余裕が生まれます。
②「決めつけ」をしない
自分の判断で物事の善し悪しを始めから決めつけないようにしましょう。「やってみないと」「聴いてみないと」どうなるか解らず、何事もはっきりさせることに慣れすぎて、中道の状態(いい意味での曖昧さ)で向き合うことも一つの方法ではないでしょうか。
③「考えすぎ」ない
これは以前、妻へ「仕事や家事、育児と大変だね」と声をかけたら「深く考えないようにしている」との返答に妙に納得したのがキッカケです。それ以来、私も「考えないトレーニング」を実践しています。例えば、オフのときはカレンダーを見ない(仕事のスケジュールが思い浮かぶから!)ようにし、必要以上に仕事のことを考える時間を無くしています。
④念をつなぐ、⑤極度な不安解消については自らの実践の中で考えてみてはいかがでしょうか。やはりストレスを適度な状態にするには、自己暗示(ストレスとうまく付き合える自分づくり)というか、日々のメンタルトレーニングが必要です。特に介護リーダーはどんな条件下でも耐えうる精神力を持ちたいものです。
略歴
社会福祉法人千葉県福祉援護会 特別養護老人ホームローゼンヴィラ藤原 施設長
【資格】介護福祉士、社会福祉主事、介護支援専門員、福祉施設士、社会福祉士等
【モットー】まじめ過ぎず、ふまじめ過ぎず、節度と分別をもって行動する。
【介護業界に入るきっかけ】