~いざというとき慌てないために~
知っておきたい医学的知識
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第2回 高齢者の病気の特徴と日ごろの観察のポイント② |
残暑が続いておりますが、読者のみなさま、お元気ですか?第2回のコラムは、
高齢者の病気の特徴と日ごろの観察のポイント②です。
今回は、よく見る高齢者の病気についてご説明いたします。
血圧の高い高齢者は、とても多いですね。
若いうちから高血圧で、脳梗塞や脳出血などの後遺症に悩んでいる高齢者が多いと思います。
狭心症や心筋梗塞、心不全も高血圧の方に多い病気です。
さらに、糖尿病を患う方も多くいらっしゃいます。
糖尿病は、腎不全や視力障害、足の壊疽など重大な合併症を引き起こします。
高血圧も糖尿病も若いころからの生活習慣病です。
不健康な食事や運動不足、喫煙、飲酒などにより、血管が老化する病気です。
老化は血管から
実は、老化は血管からはじまるといわれていて血管が若い人は、外見も若く見えます。
実年齢より重要なのは、血管年齢なのです。
生活習慣が病気の原因なので、自宅で無謀な食生活を送っていた時には高い血圧だった方も、介護
施設に入所することにより規則正しい生活が送れるようになると安定することもあります。
定期的に血圧測定を行い、処方された内服薬を適切に内服し、適度な運動を行い、栄養バランスの
良い食事をすることで高血圧も糖尿病も安定するのです。
観察のポイント
観察ポイントは、そのような規則正しい生活が送れているかをチェックすることです。
糖尿病は、定期的な病院受診により血糖値のコントロールがとれているか、腎機能の悪化がないか
を確認することも重要となります。
フットケアもとても重要です。小さな傷がないか、水虫が悪化していないかを細かく観察しましょ
う。
次回は、バイタルサインの見方です。
略歴
有限会社ファイブアローズ取締役。
看護師、介護支援専門員、茨城県介護保険認定調査員、日本医師会医療安全推進者。
(前)関東逓信病院看護部、医療法人社団愛優会副理事長兼任などを経て、平成16年9月有限会社ファイブアローズを設立。現在、「あおぞらデイサービス水戸」などを運営。利用者を元気にするための要介護度改善ケアに関連した介護・看護の講演・セミナー、執筆活動を積極的に行っている。
【主な著書】
『基礎からわかるクリティカルパス作成・活用ガイド』日総研出版(1999年)
『要介護度改善ケアガイドブック』日総研出版(2003年)
【ブログ】
ナース岩下のあおぞら介護日記
http://aozora-felice.blog.ocn.ne.jp/nsiwashita